日曜日。
世間が教会へ拝みに行く中、俺は壊れたままの暖房に頭を抱える。
時刻は8時15分。カードキャプターさくらクリアカード編をバイト前に見るのが習慣なのだが、もうプリキュアの時間になっていた。
目にくまをつけた僕はさくらに会えずうなだれるが、ママプリがよさげだったのでよしとする。なんやねんメッチャいけてるって
飲食業はあたりまえだが週末は忙しさが格別だ。
だから時給が上がる。それを目当てにシフトを入れているのだ。
単純に客の数が増えるので、面倒な客も増える。
面倒な客にもレベルがある。
レベル1 水のおかわり(テーブル)
レベル2 子供の取り皿等の食器
レベル3 注文ミス訂正(返金)
これらは客の当然の権利なので、店員からしても少し面倒くらいにしか思っていないし、よほどの理由がない限りは素直に受け入れる。